ちはら台校謎の教師からのちょっと役立つ豆知識⑦

明治5年は12月2日までしかなかった!?

久々の更新です。

さて、前回までに十二支についての話が続きましたが、昔はこの十二支を用いて時刻を表していました。例えば「子(ね)のこく」は午後十一時から午前一時の間を表すなど、この十二支を使って2時間単位で表してきたのです。ところで、今、私たちが使っている暦ですが、これは西洋の暦です。いわゆる太陽の動きをもとにした太陽暦です。新しい暦なので新暦とも言います。

 江戸時代は鎖国で一部の国を除いて交流はなかったわけですから、外国と時間を合わせる必要もないですが、明治になるとそうもいかなくなってきます。とうとう、ヨーロッパの暦に合わすことになってくるわけですが、これがなんとも驚く内容だったのです。

 時は明治5年(1872)。日本でも旧暦の11月9日に新暦への変更が発表されたのです。それは近代化・国際化を考えれば決しておかしくはないのですが、では、いつから新暦に変えると発表されたかというと、その年の12月3日を1月1日とし、新暦とするという内容だったのです!!つまり、明治5年12月2日(旧暦)の翌日が、明治6年1月1日(新 暦)に!!11月9日に1か月足らずで暦を変えるという発表ですから、さぞその年は慌ただしかったことでしょう。

 ところで、急に時刻を変えられてもすぐに人々は対応できたのでしょうか?岐阜城には「お城時計」なる時計(別名「大名時計」「和時計」)が展示されています。なかなか定着が難しかったのかもしれませんね。

(岐阜城の天守閣前にある「お城時計」)

【謎の教師のプロフィール】

時々クオードちはら台に出没するらしい。

国籍、年齢等一切の詳細は不明。どうでもよい知識に詳しいとの噂は巷で流れているもよう。

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