こんにちは。クオード木更津校の鈴木敬正です。
今回は、私が最近読んで大変参考になった本『記憶脳』をご紹介します。

精神科医・作家・人気YouTuber(チャンネル登録者62万人)として活躍中の樺沢紫苑さんの著書です。
この本には、「どうすれば勉強した内容を効率よく記憶に残すことができるのか?」という、
私たち塾の現場でも日々直面するテーマに対して、科学的なアプローチと実践的なアドバイスが数多く詰まっています。
特に印象に残った内容を、いくつかご紹介します。
記憶を味方にする3つのポイント
① 暗記は夜、寝る前がベストタイミング!
脳は、睡眠中に情報を整理し記憶として定着させます。寝る直前に覚えた内容は、翌日思い出しやすくなるという研究結果もあるそうです。
② 「1・3・7日目」に復習することで、長期記憶へ!
記憶は”忘れる”ことが前提。だからこそ、タイミングよく復習することが重要。学んだ内容を、1日後・3日後・7日後にもう一度確認することで、しっかりと脳に定着していきます。
③ 勉強には「睡眠」が不可欠!
どんなにがんばって勉強しても、睡眠が不足すると記憶の定着率が下がってしまいます。特に受験期には「夜遅くまで頑張る」よりも「質の高い睡眠」が学力アップのカギです。
「覚える」から「使う」へ 〜精神科医の記憶術〜
この本の中では、「覚えなきゃ!」というプレッシャーに追われず、自然と記憶に残す方法が紹介されています。
- 「アウトプット記憶術」
→ 覚えたことを人に話す・書く・問題を解くなど、出力することで記憶が強くなるという考え 方です。 - 「記憶外記憶術」
→ すべてを記憶しようとせず、メモや仕組みで覚える負担を減らす方法も重要、という新しい視点です。
これらは、生徒の学習指導においても非常に応用しやすい内容で、「効率よく勉強したい!」という中高生にぜひ伝えたいポイントです。
7月の未来診断テスト・保護者会でもご紹介予定!
7月5日(土)には、未来診断テスト・保護者会を開催予定です。
ここでは、公立高校入試に向けた最新の情報とともに、今回ご紹介した『記憶脳』の内容も踏まえて、効果的な勉強法についてお伝えしたいと考えています。
お子様の「勉強の質」を変えるきっかけになるかもしれません。
ぜひご期待ください!